一橋大学は、日本におけるビジネス教育・研究の中心として、企業・社会の中核を担う人材であるCaptains of Industryを数多く輩出してきました。
一橋ビジネススクール(HUB)は、そうした建学の精神に基づき、新たな時代の高度経営人材を育成するため、多様なプログラムを用意しています。それぞれのプログラムにおいて重視しているのは、少人数体制による手厚い指導の下で得られる充実した学びです。
一橋大学大学院経営管理研究科・商学部は、本学の前身である私塾・商法講習所開設以来、150年近くにわたり、わが国におけるマネジメント関連領域の中核的な教育・研究機関として、社会に貢献してきました。さらに、歴史と伝統を基盤としつつも、時代の変化に対応するために、この四半世紀の間、継続的な改革を進めてきました。
重点的に進めてきた施策の一つが、経営学修士(MBA)を中心とする大学院教育の拡充です。本学でのMBAプログラムの開設は、1990年代後半に遡ります。その後、MBAプログラムを段階的に拡大し、2018年4月には、マネジメント関連領域を扱う2つの研究科(旧商学研究科と旧国際企業戦略研究科)が統合して、経営管理研究科(一橋ビジネススクール)として新たに発足しました。
この一連の施策によって、現在では、4つのMBAプログラム(経営管理、金融戦略・経営財務、経営分析、国際企業戦略)で、1学年200名を超える規模まで成長しています。これら4つのMBAプログラムは、開講時限(夜間土曜日、平日昼間)や使用言語、主たる対象領域などで異なっており、学ぶ方の属性や志向性に合わせて選択していただけます。
また、商学部・大学院経営管理専攻(SBA)と大学院国際企業専攻(ICS)は、2021年7月に、ビジネススクールの代表的な国際認証機関であるAACSB Internationalから、それぞれ日本の国立大学で初めて認証を取得しました。
民間企業を対象とする非学位教育プログラムの開発にも、積極的に取り組んできました。私どもでは、2000年代初頭から大手企業の執行役員層を対象とするエグゼクティブ・プログラムを試行的に開始し、現在では「一橋シニアエグゼクティブ・プログラム(HSEP)」、「一橋大学財務リーダーシッププログラム(HFLP)」、「デジタル・トランスフォーメーション・フォーラム(DXF)」、「フィンテック研究フォーラム」をはじめとする、多彩な研修プログラムやフォーラムを、本学の関連法人である一般社団法人一橋大学知識共創機構と共同で、幅広く展開しています(各プログラムの詳細については、一橋大学知識共創機構(HICKS)のウェブサイトをご参照ください)。
教育・研究両面での国際化についても、近年大きく進展しています。例えば、英語での専門講義は、2000年に発足した国際企業戦略研究科(現・国際企業戦略専攻)の英語MBAプログラムを皮切りとして、大学院と学部の双方で段階的に拡充してきました。専任教員に占める外国人教員の比率は15%程度まで増加しており、海外の大学や研究者との間での交流も活発に行われています。
組織を取り巻く環境の変化に対応していく上で、変革に終わりはありません。一橋大学大学院経営管理研究科・商学部は、今後も努力を重ね、マネジメント関連領域の教育・研究において社会をリードする存在であり続けたいと考えています。
一橋ビジネススクール(HUB)では、求められる経営人材の多様性に対応し、異なる特徴を持つMBA(経営学修士)や博士号プログラムを設置しています。
HUBは、日本語プログラムの経営管理専攻(School of Business Administration: SBA)と、英語プログラムの国際企業戦略専攻(School of International Corporate Strategy: ICS)の2つのスクールで構成されており、その下で、総合的なMBAに加えて、金融・財務やイノベーションなど特定分野のコースを設定しています。
開講時間帯は全日制のほかに、働きながら通える夜間・土曜のプログラムも用意しています。
経営に関する幅広い知識や考え方を学ぶ総合的なコースです。全日制と夜間のプログラムがあり、社会人のキャリアアップや研究者志望など多様なニーズに対応します。
金融・財務やイノベーションなど特定の分野に力点を置いたコースです。経営の基本を押さえつつ、高度な専門知識を備えた特色ある人材を育成します。
日本にいながらも英語で学ぶことにより、国際的に活躍する際に役立つさまざまな知識やコミュニケーション能力を身につけることができます。
企業経営に関わる高度な専門知識と分析能力を備え、企業社会の中核として指導的な役割を果たす経営人材を育成します。入学に実務経験の要件がないので、高度専門職としてのキャリアを目指す新卒の方も受験できます。国籍や経歴の異なる多様性豊かな仲間とともに学びます。
都心の千代田キャンパスで、平日夜間・土曜に開講するプログラムです。仕事を続けながらMBAを取得することができます。実務経験を基盤としつつ、企業経営に関わる専門知識と分析能力を高め、将来経営幹部となりうる人材を育成します。
また、サブプログラムとして、ホスピタリティ・マネジメント・プログラム(観光MBA)を用意しています。
金融の中心に近い千代田キャンパスで、ファイナンスとデータサイエンスの高度な知識を軸に、金融の深い知識と広い視野を持った世界で活躍するリーダーの育成に取り組みます。MBAの基礎知識に加えデータに基づいた高度な分析・経営判断を学ぶことができます。
経営・マーケティング・会計・金融・イノベーション・産業文化・経営基礎科学の研究に関する基礎的素養を修得した人材を養成します。
経営・マーケティング・会計・金融・イノベーション・産業文化・経営基礎科学の研究者を養成します。
技術職のキャリアを歩みながら、経営職を目指す理工系バックグラウンドを持つミドル層向けのプログラムです。都心の千代田キャンパスで、平日夜間・土曜に開講しています。
ファイナンス分野で、先端的な研究を遂行する知識とスキルを備えた研究者を養成します。
一年制と二年制のプログラムを用意し、二年制ではインターンシップや海外ビジネススクールとのダブルディグリー等の選択肢を用意するなど、国際的な活躍を目指す方の様々なニーズに合わせてカスタマイズできるプログラムです。
ビジネス分野で、国際学会や英文学術誌を通じた学術的貢献に加え、コンサルティング活動等を通じた実務的貢献もできるGlobal Thought Leaderを養成します。
2024/04/01
「第56回内藤章記念賞論文」経営管理研究科より4名が入選しました
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国際企業戦略専攻(ICS)
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本研究科教員を騙ったLINE等による投資勧誘にご注意ください!!
一橋ビジネススクールには、社会人向けに夜間や休日に講義を行うMBAコースがあります(経営管理プログラム、金融戦略・経営財務プログラム)。これらのプログラムは、都心の千代田キャンパスで提供されており、仕事帰りの通学に適しています。キャリアを中断することなく、働きながらMBAを取得することが可能です。
一橋大学大学院経営管理研究科・経営管理専攻/商学部(SBA)と、大学院経営管理研究科・国際企業戦略専攻(ICS)は、AACSB国際認証を取得しています。
一橋ビジネススクールの入学金は 282,000円(初年度のみ)、授業料は 642,960円です。
詳細はこちらをご確認ください。